「ドラマは見たけれど、原作の結末は同じなの?」——今際の国のアリスは実写ドラマが世界的に広まったぶん、原作とドラマのどこが同じでどこが違うのかが分かりにくくなっている作品です。
結論を先に書くと、原作は全18巻で完結しており、ドラマのシーズン3は原作に対応する話がない完全オリジナルのストーリーです。
この記事では、物語のあらすじを最初から整理したうえで、「今際の国」の正体とアリスたちの結末まで踏み込んで解説します。
結末に触れる章は分けてあるので、これから読む方は飛ばせます。
読み終えるころには、ドラマを見た人が原作をどう読めばいいかがはっきりします。
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30秒でわかる今際の国のアリス
- 高校生の有栖良平(アリス)と友人2人が、花火の夜に人のいない東京へ迷い込む。
- 生き延びるには「げぇむ」に勝ち、滞在を許可するビザを延ばし続けるしかない。
- げぇむはトランプの絵柄と数字で難度と種類が決まる。ビザが切れると処刑される。
- クライミング選手の宇佐木柚葉(ウサギ)と組み、絵札のプレイヤーへ挑んでいく。
- 全18巻で完結。続編『RETRY』が全2巻ある。
Netflixドラマのシーズン3は原作にないオリジナルです。
今際の国のアリスはどんな物語?
主人公の有栖良平は、進路も定まらないまま日々をやり過ごしている高校生です。
友人のカルベ、チョータと過ごしていた花火大会の夜、三人は閃光に包まれ、人の消えた東京に立っていました。
この世界では、「げぇむ」と呼ばれる催しに参加し、勝ち抜くことでしか生き延びられません。
勝つと滞在ビザが数日分与えられ、期限が切れると空から降るレーザーで処刑されます。
げぇむにはトランプの記号が割り当てられています。
スペードは体力、クラブはチーム戦、ダイヤは頭脳戦、ハートは心理戦で、数字が大きいほど難度が上がる仕組みです。
この「ルールが明示されたデスゲーム」という形式に、なぜこの国が存在するのかという謎が重ねられているのが本作の構造です。
物語の大きな流れ

序盤(1〜6巻あたり)— げぇむの仕組みを知る
序盤は、アリスたちがげぇむの仕組みを理解していく過程です。
ハートのげぇむで人の悪意に直面し、仲間を失いながら、この国で生き延びる意味を問われ始めます。
クライミング選手のウサギと出会うのもこの区間で、以降は二人が物語の中心になります。
中盤(7〜13巻あたり)— 絵札のプレイヤーたち
中盤の主題は、数字の札を出し切った先に待つ絵札のプレイヤーです。
それぞれの絵札には、この国に長く留まった人物が配置されており、彼らが何を考えて居続けているのかが描かれます。
同時に、「今際の国」がどういう場所なのかというヒントが少しずつ提示されます。
単に閉じ込められたのではなく、外の世界で何かが起きた結果としてここがあるのだ、という方向へ話が向かいます。
終盤(14〜18巻)— 国の正体と選択
終盤で、今際の国の正体が明かされます。
そのうえでアリスたちは、この国に残るか元の世界へ戻るかという選択を突きつけられます。
物語の焦点は、げぇむに勝つことから生きることを自分で選べるかへ移ります。
今際の国のアリスの最終回・結末
原作は全18巻で完結しています。連載は2010年12月から2016年4月までです。
ここから先は結末に触れます
まだ本編を読んでいない方は、この章を飛ばして次の「どこから読み始めればいい?」へ進んでください。
今際の国とは何だったのか
今際の国は、生と死の狭間にある場所でした。
現実の東京に隕石が落下し、多数の人が同時に臨死状態になったことで生まれた領域です。
つまりげぇむの参加者たちは、現実の世界で心停止し、蘇生を待っている人々でした。
ビザが切れて処刑されるという出来事は、現実の側で蘇生に至らなかったことを意味します。
アリスとウサギの選択
最後のげぇむを勝ち抜いたアリスとウサギは、この国の永住権を示され、それを断って現実へ戻ることを選びます。
苦しくても自分の人生を生き直す、という選択です。
二人は病院で意識を取り戻します。
ただし今際の国での記憶は薄れていき、はっきりと思い出せる形では残りません。
それでも再び出会う
記憶を失いながらも、二人は互いに引き寄せられるように顔を合わせます。
名前も経緯も思い出せないのに、どこかで知っている気がする——という余韻を残して物語は閉じられます。
失われないものが何かという問いに、記憶ではないもので答えるのが、この作品の最終回です。
ドラマ版との違い
Netflixの実写ドラマは、シーズン1が2020年12月、シーズン2が2022年12月に配信されました。
この2シーズンで、原作全18巻の物語はおおむね映像化されています。
そのうえで、シーズン3は2025年9月25日配信の全6話で、原作に対応する話がないオリジナルストーリーです。
すべてのげぇむに勝って現実へ戻った4年後、結婚したアリスとウサギのもとでウサギが失踪する、という筋立てになっています。
原作の続きを読んだつもりでシーズン3を見ると混乱するので、ここは分けて考えるほうが安全です。
なお原作側にも続編があり、『今際の国のアリスRETRY』が全2巻で刊行されています。
どこから読み始めればいい?
ドラマを見た人 → 1巻から全18巻
ドラマは原作の筋を追いつつ構成や人物の扱いを変えています。とくにげぇむの細部と絵札のプレイヤーの描き方は原作でしか読めない部分が多いので、1巻から通しで読む価値があります。
結末だけ確かめたい人 → 16巻あたりから
今際の国の正体と最後の選択は終盤に集中しています。ただし積み上げがあってこその決着なので、通読のほうが満足度は高くなります。
続編まで読みたい人 → 本編18巻+『RETRY』全2巻
『RETRY』は2020年11月から2021年2月に連載された新章です。
全18巻のリストと、紙・電子・中古の使い分けは今際の国のアリスは全18巻で完結!全巻リストと一番お得な揃え方にまとめています。
実写化された作品をほかにも探すなら実写化された漫画おすすめ16選|原作は何巻で読める?が参考になります。
作品情報

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作者 | 麻生羽呂 |
| 出版社・レーベル | 小学館(少年サンデーコミックス) |
| 掲載 | 『週刊少年サンデーS』→『週刊少年サンデー』 |
| 連載期間 | 2010年12月〜2016年4月 |
| 巻数 | 全18巻(完結)/続編『今際の国のアリスRETRY』全2巻 |
| 実写 | Netflixシリーズ(S1=2020年12月/S2=2022年12月/S3=2025年9月25日・全6話) |
出典:Wikipedia『今際の国のアリス』、About Netflix「Netflixシリーズ「今際の国のアリス」シーズン3」(2026年9月時点)
よくある質問
今際の国のアリスの最終回はどうなりますか
最後のげぇむを勝ち抜いたアリスとウサギは、今際の国の永住権を断って現実へ戻ることを選びます。二人は病院で意識を取り戻し、今際の国の記憶は薄れますが、それでも互いに引き寄せられるように再び出会う場面で物語が閉じられます。
今際の国とは結局何だったのですか
生と死の狭間にある場所です。現実の東京に隕石が落下し、多数の人が同時に臨死状態になったことで生まれた領域でした。参加者は現実で心停止し、蘇生を待っている人々です。
今際の国のアリスは全何巻ですか
本編が全18巻で完結しています。加えて続編『今際の国のアリスRETRY』が全2巻あります。
Netflixドラマのシーズン3は原作のどこですか
原作に対応する話はありません。シーズン3は2025年9月25日配信の全6話で、完全オリジナルのストーリーです。原作の物語はシーズン1・2でおおむね映像化されています。
ドラマを見た後に原作を読む意味はありますか
あります。げぇむの細部や絵札のプレイヤーの描き方は原作と実写で差があり、1巻から読み直しても新しく読める部分が多く残っています。
まとめ
- 花火の夜に人の消えた東京へ迷い込み、トランプの記号で分かれた「げぇむ」に挑む物語
- 序盤はげぇむの仕組み、中盤は絵札のプレイヤー、終盤14〜18巻で国の正体が明かされる
- 今際の国は生と死の狭間で、参加者は現実で臨死状態にあった人々だった
- アリスとウサギは永住を断って現実へ戻り、記憶を失いながらも再び出会う
- Netflixのシーズン3は原作にないオリジナル。原作の結末は全18巻で完結している
ドラマから入った人ほど、原作の終盤は読み応えがあります。


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