「キン肉マンって結局どんな話なの」「93巻もあるけど、どこから読めばいいの」——40年以上続いているせいで、入口がいちばん分かりにくい作品かもしれません。
ひとことで言うと、キン肉マンはダメな超人が、戦うたびに仲間を増やしていく物語です。
勝ち方より「誰と、なぜ戦ったか」を積み上げていく構造で、だから40年続いても新しい敵が出るたびに読者が増えます。
この記事では、まず検索の多い「超人オリンピックとは何か」に答えたうえで、旧シリーズの主要な編と現在も続く新シリーズの流れを、結末に踏み込みすぎないかたちで紹介します。
読み終えるころには、自分がどのシリーズから入ればいいかの見当がつきます。
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「超人オリンピック」とは?何の漫画に出てくる大会か
先に、検索でよく見かける疑問に答えておきます。
「超人オリンピック」は、漫画『キン肉マン』に登場する超人たちの世界一決定戦です。
作者はゆでたまご(原作・嶋田隆司/作画・中井義則)で、1979年から『週刊少年ジャンプ』で連載が始まりました。
主人公のキン肉マンは、地球に来た当初は失敗ばかりの落ちこぼれ超人です。
その彼が世界中の超人と勝ち抜き戦を戦うのが第20回超人オリンピック編で、シリーズの実質的な出発点にあたります。
ここでテリーマンやロビンマスクといった、以降ずっと物語に関わり続ける超人と出会います。
のちに第21回超人オリンピック編として再戦が描かれ、「超人オリンピック」という言葉はこの2つの大会編を指して使われます。
タッグ戦を扱う「夢の超人タッグ編」や、王位を巡る「キン肉星王位争奪編」は別の大会なので、混同しないよう注意してください。
大会編から読み始めたい人は1巻からで問題ありません。超人オリンピックはシリーズの最初期にあたります。
キン肉マンはどんな物語?(導入のあらすじ)
主人公のキン肉スグル(キン肉マン)は、宇宙の彼方にあるキン肉星の王子です。
ただし地球にやってきた当初は、正義超人を名乗りながら失敗ばかりの落ちこぼれでした。
物語の骨格は単純です。
強大な敵が現れる → キン肉マンが負けそうになる → 仲間との友情で立ち上がる。
これを40年以上、相手と舞台を変えながら繰り返してきました。
この作品の面白さは、その「敵」が敵のまま終わらないところにあります。
一度死力を尽くして戦った相手が、次のシリーズでは背中を預ける仲間になる。テリーマン、ロビンマスク、ウォーズマン、バッファローマン——人気キャラの多くが、最初は倒すべき相手として登場しました。
キン肉マン 物語の大きな流れ

旧シリーズは、おおむね次の順で進みます。
| シリーズ | 描かれること |
|---|---|
| 第20回超人オリンピック編 | 落ちこぼれ超人が世界一を決める大会に挑む。テリーマンら生涯の友と出会う |
| 第21回超人オリンピック編 | 王位をかけた再戦。ロビンマスクらとの因縁が深まる |
| 七人の悪魔超人編 | 悪魔超人という強大な敵の登場。バッファローマン戦がシリーズ最大の山場のひとつ |
| 黄金のマスク編 | 悪魔騎士たちとの総力戦。仲間の犠牲が重く描かれる |
| 夢の超人タッグ編 | タッグトーナメント。組み合わせの妙で読ませる人気シリーズ |
| キン肉星王位争奪編 | 旧シリーズの完結編。王位を巡る5組の戦い |
そして2011年から始まった新シリーズが、この続きを描いています。
入口となるのが完璧超人始祖編で、旧シリーズの決着から時を経た世界に、超人の歴史そのものを覆す存在が現れます。その後もシリーズは続き、現在も連載中です。
各シリーズのあらまし(ネタバレ控えめ)
超人オリンピック編(序盤)
キン肉マンが「世界一の超人」を決める大会に出場するところから物語が動き出します。
ここでテリーマン、ラーメンマン、ロビンマスクといった主要人物がそろいます。
この時点ではギャグ色が強いのが特徴で、シリアスな格闘漫画として読むと肩透かしを食うかもしれません。
七人の悪魔超人編・黄金のマスク編(中盤の転換点)
作品が大きく変わるのがここです。
悪魔超人という圧倒的な敵が現れ、正義超人側に本物の危機が訪れます。
仲間が倒れ、キン肉マンが背負うものが重くなる。ギャグ漫画からプロレス群像劇へ移行する区間で、今のキン肉マン像はここで固まりました。
夢の超人タッグ編・王位争奪編(旧シリーズの完結へ)
タッグトーナメントを描く夢の超人タッグ編は、コンビの組み合わせそのものがドラマになる人気シリーズです。
続く王位争奪編で、キン肉マンは王位を巡る戦いに挑み、旧シリーズはここで一区切りを迎えます。
完璧超人始祖編から現在まで(新シリーズ)
2011年から始まった新シリーズは、旧シリーズの続きにあたります。
入口の完璧超人始祖編では、これまで語られてこなかった超人の歴史と、その頂点に立つ存在が明かされます。
かつての敵が当たり前のように共闘するのがこのシリーズの醍醐味で、旧シリーズを読んでいるほど熱くなる構成です。
なぜ40年以上続いているのか
理由のひとつは、負け方の描き方にあります。
キン肉マンは頻繁に追い詰められ、格上に力負けします。そのうえで、仲間の言葉や過去の因縁を手がかりに立ち上がる。
強さの理由が本人の内側だけで完結しないので、キャラクターが増えるほど物語が厚くなる仕組みになっています。
もうひとつは試合の説得力です。
技の掛け合いが理詰めで積み上げられ、「なぜその技が効いたのか」が言語化されます。プロレス漫画としての読み応えが、世代を越えて支持されている理由です。
作品情報

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作者 | ゆでたまご |
| 出版社・レーベル | 集英社(ジャンプコミックス) |
| 掲載誌 | 旧シリーズ:『週刊少年ジャンプ』/新シリーズ:『週刊プレイボーイ』『週プレNEWS』 |
| 連載状況 | 連載中(旧シリーズは1979年〜1987年) |
| 既刊 | 93巻(2026年7月3日発売) |
出典:Wikipedia『キン肉マン』、漫画全巻ドットコム(2026年9月時点)
最新刊の巻数や次巻の発売時期はキン肉マン94巻はいつ?最新刊は93巻にまとめています。
全巻リストと巻数の区切り、お得な揃え方はキン肉マンは何巻まで?現在93巻・連載中|全巻リストとお得な揃え方にまとめています。
あらすじを読んだら、どこから読み始める?
全部を頭から読む必要はありません。
93巻という数字に怯む人が多いのですが、キン肉マンはシリーズごとに区切りがはっきりしているので、興味のある編から入って問題ありません。
初めて読むなら、おすすめは七人の悪魔超人編(10巻あたり)からです。
作品がシリアスに転じる場所で、キン肉マンという物語の型がここで完成します。ここが面白ければ、さかのぼって1巻から読んでも楽しめます。
アニメ『完璧超人始祖編』から入った人は、新シリーズの始まりから読むと話が繋がります。
よくある質問
キン肉マンはどんなジャンルの漫画ですか
超人同士のプロレスを軸にした格闘漫画です。序盤はギャグ色が強く、七人の悪魔超人編あたりからシリアスな路線に変わります。
完結していますか
していません。旧シリーズは1987年に一度完結しましたが、2011年から新シリーズの連載が続いており、単行本は93巻まで出ています。
93巻を全部読まないと話が分かりませんか
シリーズごとに区切りがあるため、興味のある編から読み始められます。ただし新シリーズは旧シリーズの登場人物が多数出てくるので、旧シリーズを知っているほど楽しめます。
アニメはどこまで描いていますか
近年放送された『完璧超人始祖編』は新シリーズの入口にあたる部分です。詳しい巻数の対応はキン肉マン94巻はいつ?最新刊は93巻で扱っています。
古い作品ですが今読んでも面白いですか
絵柄や言い回しに時代を感じる部分はあります。一方で試合の理詰めの組み立てや、敵が味方に変わっていく構造は今読んでも十分成立します。
まとめ
- キン肉マンは落ちこぼれ超人が、戦うたびに仲間を増やしていく物語
- 旧シリーズは超人オリンピック編から王位争奪編までの流れで一区切り
- 2011年からの新シリーズは完璧超人始祖編を入口に、現在も連載中
- 既刊93巻。シリーズごとに区切れるので、七人の悪魔超人編から入るのがおすすめ
倒した相手が仲間になる——この一点だけで、40年以上読み継がれてきた作品です。


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