「アニメを見て原作に入りたいが、20年続いている作品のどこに何が書いてあるのか分からない」——黒執事は編ごとの巻数さえ押さえれば一気に整理できます。
結論から書くと、原作は2026年9月時点で既刊35巻・連載中。物語の前提がひっくり返るのは23巻から始まる「青の教団編」で、そこで「本物のシエル」が姿を見せます。
この記事では編ごとの巻の切れ目を表にして、1巻の契約から35巻の現在地までを追います。
最大のネタバレにあたる部分は章を分けてあるので、これから読む方は飛ばせます。
読み終えるころには、アニメ『緑の魔女編』の続きを何巻から買えばいいかもはっきりします。
※本ページはAmazonアソシエイト・プログラムのリンク(広告)を含みます。
30秒でわかる黒執事
- 19世紀英国。名門の当主シエル・ファントムハイヴが、魂を対価に悪魔と契約する。
- 執事セバスチャン・ミカエリスは完璧な使用人として振る舞いながら、復讐の達成を待つ。
- シエルは「女王の番犬」として事件を処理し、一族が襲われた真相へ近づく。
- 23巻からの青の教団編で、物語の前提そのものが反転する。
- 既刊35巻・連載中。36巻は2026年9月26日発売予定。
アニメ『緑の魔女編』の続きは原作23巻からです。
黒執事はどんな物語?
舞台は19世紀末のイギリスです。
玩具と菓子で財を築いた名門ファントムハイヴ伯爵家の屋敷が焼かれ、当主夫妻は殺され、跡取りの少年だけが行方不明になります。
やがて少年は屋敷に戻ってきます。
そのとき連れていたのが、黒衣の執事セバスチャン・ミカエリスです。
ここが本題です。
セバスチャンは悪魔で、シエルは自分の魂を対価に「復讐を遂げるまで仕える」契約を結んでいます。
つまりこの物語は、主従関係の形をした期限付きの取引として進みます。
そしてシエルにはもう一つの顔があります。
女王ヴィクトリアから裏の事件処理を任された「女王の番犬」としての役目で、殺人・人身売買・カルトといった事件に首を突っ込んでいく構造になっています。
事件ごとに話が閉じる連作形式と、一族が襲われた真相を追う縦軸が同時に動くのが黒執事の骨格です。
物語の流れと編ごとの巻数

黒執事は「編」の区切りがはっきりしているので、巻数と対応させると読み進めやすくなります。
| 編 | 巻 |
|---|---|
| 切り裂きジャック事件編 | 2〜3巻 |
| 逆さ吊り事件編 | 4〜5巻 |
| ノアの方舟サーカス編 | 6〜8巻 |
| ファントムハイヴ邸連続殺人事件編 | 9〜11巻 |
| 豪華客船編 | 11〜14巻 |
| 寄宿学校編 | 14〜18巻 |
| 緑の魔女編 | 18〜22巻 |
| 青の教団編 | 23〜29巻 |
| 逃亡生活 | 30巻〜 |
1〜14巻 — 女王の番犬として事件を処理する時期
序盤は1話完結に近い事件編が続き、シエルとセバスチャンの関係、使用人たちの正体、死神たちの存在が順に出てきます。
サーカス編(6〜8巻)で作品の残酷さが一段上がり、豪華客船編(11〜14巻)で死者蘇生というテーマが持ち込まれます。
14〜22巻 — 寄宿学校と緑の魔女
寄宿学校編(14〜18巻)は名門校に潜入する学園編、緑の魔女編(18〜22巻)はドイツの森の村を舞台にした事件です。
どちらもアニメ化されていて、2024年に『寄宿学校編』、2025年に『緑の魔女編』が放送されました。
23巻〜 — 青の教団編と、その後の逃亡生活
23巻から始まる青の教団編で、物語の前提が崩れます。
以降、30巻からは逃亡生活の区間に入り、シエルとセバスチャンは追われる側に回ります。
2024年7月号の掲載後にクライマックスへ向けた長期休載があり、2025年5月号から連載を再開しています。
「本物のシエル」とは何だったのか
ここから先はこの作品最大のネタバレです
23巻以降を読んでいない方は、次の「アニメの続きは何巻から?」へ飛ばしてください。
青の教団編で明かされるのは、シエル・ファントムハイヴには双子の兄がいたという事実です。
そして読者が22巻まで追ってきた「シエル」は、その弟のほうでした。
兄は一族が襲われた事件で死んだとされていましたが、生きた姿で現れます。
弟は兄の名前と伯爵位を引き継いで当主として振る舞っていた、という構図です。
ここが効いているのは、1巻からの「復讐」の意味が変わるという点です。
守るべき家と名前をすでに他人から借りていた主人公が、本物の帰還によって立場を失う。
30巻以降の逃亡生活は、この反転の結果として始まっています。
出典:Wikipedia『黒執事』、電撃オンライン「『黒執事』最新36巻が予約開始」(2026年9月時点)
アニメの続きは何巻から読めばいい?
『緑の魔女編』(2025年)まで見た人 → 23巻から
緑の魔女編は原作18巻途中から22巻までです。続きは青の教団編=23巻の第109話から始まります。ここが作品最大の転換点なので、アニメ勢が原作に移るにはいちばん良い入り口です。
『寄宿学校編』(2024年)まで見た人 → 18巻から
寄宿学校編は14〜18巻です。続きの緑の魔女編は18巻の途中から始まるため、18巻を手元に置いて読み直すのが確実です。
旧アニメ(2008年・2010年)だけ見た人 → 6巻から
旧シリーズはオリジナル展開を含むため原作とずれます。原作を読むなら、サーカス編の6巻から追い直すのが分かりやすいです。
全35巻のリストと揃え方は黒執事は何巻まで?現在35巻・連載中|全巻リストとお得な揃え方、次巻の発売日は黒執事36巻はいつ?最新刊は35巻にまとめています。
同じ雑誌の作品は月刊Gファンタジーのおすすめ漫画まとめ、近い雰囲気の作品はダークファンタジー漫画おすすめ16選と頭脳戦・心理戦漫画おすすめ16選が参考になります。
作品情報

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作者 | 枢やな |
| 出版社・レーベル | スクウェア・エニックス(Gファンタジーコミックス) |
| 掲載 | 『月刊Gファンタジー』2006年10月号〜連載中 |
| 巻数 | 既刊35巻(36巻は2026年9月26日発売予定・770円) |
| 連載状況 | 2024年7月号掲載後に長期休載、2025年5月号より再開 |
| 現在の区間 | 30巻からの逃亡生活 |
| TVアニメ | 2008年/2010年/『Book of Circus』2014年/『寄宿学校編』2024年(原作14〜18巻)/『緑の魔女編』2025年(原作18〜22巻) |
| 劇場版・OVA | 『Book of Murder』2015年/劇場版『Book of the Atlantic』2017年1月 |
出典:Wikipedia『黒執事』、電撃オンライン(36巻予約情報)(2026年9月時点)
よくある質問
黒執事は完結していますか
完結していません。2026年9月時点で既刊35巻、『月刊Gファンタジー』で連載中です。36巻は2026年9月26日に発売予定で、約1年ぶりの新刊になります。
黒執事のシエルの正体は何ですか
23巻から始まる青の教団編で、シエルには双子の兄がいて、読者が追ってきたシエルは弟であることが明かされます。兄の名と伯爵位を継いで当主として生きていたという設定です。
アニメ『緑の魔女編』の続きは何巻からですか
原作23巻(第109話)からです。緑の魔女編が18巻途中〜22巻までなので、青の教団編の頭から続きます。
編ごとの巻数はどうなっていますか
サーカス編6〜8巻、豪華客船編11〜14巻、寄宿学校編14〜18巻、緑の魔女編18〜22巻、青の教団編23〜29巻、逃亡生活30巻〜です。
旧アニメは原作どおりですか
2008年・2010年のシリーズはオリジナル展開を含むため原作とは別の結末に進みます。原作に沿った映像化は『Book of Circus』以降です。
今から読むなら何巻から揃えればいいですか
1巻からが基本です。事件編は独立性が高いので、時間がなければサーカス編(6巻)から読み始めて、23巻の反転に間に合わせる読み方もできます。
まとめ
- 魂を対価にした悪魔との契約と、「女王の番犬」としての事件処理が同時に進む物語
- 編の区切りがはっきりしており、巻数で整理すると迷わない
- 23巻からの青の教団編で「本物のシエル」が現れ、1巻からの前提が反転する
- 30巻からは逃亡生活。2025年5月号に連載が再開し、36巻は2026年9月26日発売予定
- アニメ『緑の魔女編』の続きは原作23巻から
20年続いている作品ですが、23巻の一点を目標に読むと長さが苦になりません。


コメント