「アニメは面白かったけど、結局あの記憶喪失は何だったの?」——忘却バッテリーを検索する人がいちばん引っかかるのがここです。
先に答えを書きます。要圭の記憶喪失は、事故による一時的なものではありません。 二重人格(解離性同一性障害)による人格の交代で、「智将」と呼ばれていたクールな人格のほうが後から作られたものでした。
そしてその前提が崩れる最初のきっかけは、3巻の第19話に置かれています。
この記事では小手指高校で野球部が立ち上がるところから現在24巻までのあらすじを順に整理し、要圭の設定、氷河高校戦と帝徳高校戦がそれぞれ何巻なのか、アニメがどこまで描いたのかをまとめました。
読み終えるころには、どこから読めばいいかがはっきりします。
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30秒でわかる忘却バッテリー
- 中学球界の天才たちが、都立の野球無名校・小手指高校に偶然集まる。
- 投手は清峰葉流火。中学時代「完全無欠」と評された剛腕。
- 相棒の捕手は要圭。「智将」と呼ばれた切れ者が、記憶喪失で素人同然になっている。
- 他にもイップスを発症した藤堂葵、野球を辞めていた千早瞬平が集まる。語り部は山田太郎。
- 既刊24巻で連載中(最新24巻は2026年8月4日発売)。
作者はみかわ絵子。『少年ジャンプ+』で2018年4月26日から隔週木曜更新で連載中です。
忘却バッテリーはどんな話?
「才能があるのに、なぜか野球から離れていた人間」が1校に集まる話です。
中心にいるのは2人です。
清峰葉流火。 中学時代に「完全無欠」と評された剛腕投手で、能力だけなら強豪校に行って当然の選手です。
要圭。 その清峰とバッテリーを組んでいた捕手で、頭脳で相手を崩すタイプ。中学時代は「智将」と呼ばれていました。
この2人が選んだのが、都立の野球無名校・小手指高校でした。
そして物語の出発点がここです。
要圭が、記憶喪失になっている。
野球に関する知識も興味も失っており、ルールすらあやふやな状態です。
かつて「智将」と呼ばれた男が、素人同然の状態でグラウンドに立っている——この落差が作品のエンジンになります。
集まるのは2人だけではありません。
藤堂葵はイップスを発症して思い通りに投げられなくなった選手、千早瞬平はいったん野球を辞めていた選手です。
そして山田太郎が、この集団を外から見る語り部として機能します。
つまり小手指高校の野球部は、全員が「何かを失った状態」で始まるチームです。
忘却バッテリーのあらすじを順番に整理する

ここから先は要圭の設定に触れます
アニメだけ観ている方は「アニメはどこまで描いたのか」まで飛ばしてください。
序盤:野球部がないところから始まる(1〜4巻)
小手指高校には、まともに機能する野球部がありません。
そこに清峰と要が入学し、藤堂と千早、そして山田が加わって、部として形になっていきます。
ここで効いてくるのが、要圭の記憶喪失が周囲に与える影響です。
清峰は、かつての相棒がもう自分を知らない状態で隣にいます。
周囲も「智将」の噂だけを聞いていて、実物とのギャップに戸惑います。
そして序盤のうちに、最初の揺らぎが起きます。
3巻の第19話。 ここで要の記憶が一部だけ戻ります。
ただし全部が戻るのではなく、かつての人格が内側に戻ってくるという形で起きます。
この時点から要は、おバカで明るい主人格と、冷静な別人格を併せ持った状態になります。
中盤:氷河高校戦(5巻)と1年目の夏(5〜8巻)
氷河高校との対戦が5巻です。
ここで小手指が「寄せ集めの集団」から「戦えるチーム」に変わります。
それぞれが抱えていた問題と、野球の技術論が同時に動く構成になっているのが、この作品の特徴です。
そしてこの区間がアニメ第1期の到達点でもあります。
中盤から後半:帝徳高校戦(9〜11巻)
9巻から11巻が帝徳高校戦です。
前年の優勝校を相手にする試合で、ここが1年目の山場になります。
相手の格が上がるので、清峰の球の価値と、要の頭脳の価値が初めて正面から試される区間です。
そしてこの時期に、要の記憶が完全に戻ります(10巻あたり)。
ここが構成として上手いところです。
最も頭を使う必要がある試合のタイミングで「智将」が完全に帰ってくる——という配置になっています。
現在:2年目へ(12巻〜24巻)
1年目を終えたあと、物語は2年目に入っています。
既刊は24巻で、2026年8月4日に発売されました。
『少年ジャンプ+』で隔週木曜更新の連載が続いており、まだ完結していません。
要圭が記憶喪失になった原因は何だったのか

ここが検索されている核心なので、独立して整理します。
原因は事故ではありません。
Wikipediaの記述では、要の記憶喪失は後に「二重人格における人格交代」であったことが判明する、という形で説明されています。
解説記事では、これを解離性同一性障害として扱い、過度なストレスが背景にあるという読み方が共有されています。
そして重要なのが、どちらが「本来の要圭」なのかです。
一般的な感覚では、「智将」と呼ばれた切れ者が本来の姿で、記憶喪失で間抜けになっていると考えます。
ところが作中の構造は逆です。
もともとの要圭は、アホで明るい子供だった。
「智将」は、後から作られた人格だった。
つまり読者が「失われたもの」と思っていた人格のほうが、実は後天的に作られたものだった——という反転が仕込まれています。
これが分かると、作品のタイトルの意味も変わります。
「忘却」しているのは記憶ではなく、自分がどういう人間だったかのほうだということになります。
出典:Wikipedia『忘却バッテリー』、ciatr「『忘却バッテリー』要圭の記憶は戻る!?記憶喪失の真相とは」(2026年10月時点)
アニメ全12話は原作5巻の終わりまで。1年目の山場である帝徳高校戦は9巻から11巻、要の記憶が完全に戻るのもこの区間です。
忘却バッテリーのアニメはどこまで描いたのか
| シリーズ | 放送 | 話数 | 原作の対応範囲 | 制作 |
|---|---|---|---|---|
| 第1期 | 2024年4月10日〜7月3日 | 全12話 | 1巻〜5巻の終わり(6巻の入り口まで) | MAPPA |
| 第2期 | 2027年放送予定 | 未発表 | 6巻〜 | — |
アニメ第1期の続きは、原作6巻からです。
第12話が氷河高校戦の決着あたりに来ているため、続きは第31話前後になります。
巻の切れ目とぴったり一致していないので、6巻の頭から読むのが安全です。
ここで押さえておきたいのが、アニメ勢がまだ帝徳高校戦を観ていないという点です。
1年目の最大の山場は9巻から11巻の帝徳戦で、要の記憶が完全に戻るのもこの区間です。
つまりアニメ第1期までの範囲は、「なぜ記憶を失ったのか」という問いが宙に浮いたまま終わっている構成になります。
第2期は2027年放送予定なので、それまでに原作で先に進む余地は十分あります。
なお舞台化もされており、2025年10月10日から19日まで天王洲 銀河劇場で上演されました(主演は田中涼星)。
どこから読み始めればいい?
アニメ第1期まで観た人 → 6巻から
第12話が5巻の終わりなので、6巻から読み始めれば自然につながります。24巻までで19冊です。
記憶喪失の答えだけ知りたい人 → 9巻から11巻
帝徳高校戦の3冊です。要の記憶が完全に戻る区間がここに入っています。ただし前提が分からないまま読むと効きが落ちます。
まったく読んでいない人 → 1巻から
既刊24巻です。紙の新品でそろえると1冊あたり500円台が目安なので、合計は1万3,000円前後を見ておくと安全です。『少年ジャンプ+』では一部が無料で読めるため、入口を試してから紙に移る手もあります。
最新刊と次巻の状況は忘却バッテリーの最新刊は何巻?発売日まとめにまとめています。
全巻のリストとお得な揃え方は忘却バッテリーは何巻まで?全巻リストとアニメの続きが早いです。
同じ掲載誌の作品は少年ジャンプ+のおすすめ漫画、同じ路線ならスポーツ漫画おすすめ11選や青春漫画おすすめ16選、いま追いつける作品を探すなら連載中の漫画おすすめ20選、他作品のアニメ対応はアニメの続きは漫画何巻から?もあわせてどうぞ。
作品情報

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作者 | みかわ絵子 |
| 出版社・レーベル | 集英社(ジャンプコミックス) |
| 掲載 | 『少年ジャンプ+』2018年4月26日〜(隔週木曜更新) |
| 巻数 | 既刊24巻(2026年8月4日発売) |
| TVアニメ | 第1期2024年4月10日〜7月3日・全12話(MAPPA)/第2期2027年放送予定 |
| 舞台 | 2025年10月10日〜19日・天王洲 銀河劇場(主演:田中涼星) |
| 完結状況 | 連載中 |
よくある質問
忘却バッテリーのあらすじを簡単に教えてください
中学球界の天才たちが都立の野球無名校・小手指高校に偶然集まる話です。剛腕投手の清峰葉流火と、かつて「智将」と呼ばれた捕手の要圭が中心ですが、要は記憶喪失で素人同然の状態から始まります。イップスの藤堂葵、野球を辞めていた千早瞬平も加わり、全員が何かを失った状態のチームとして動き出します。
要圭はなぜ記憶喪失になったのですか
事故による一時的なものではなく、二重人格(解離性同一性障害)による人格の交代として説明されます。しかも「智将」と呼ばれていたクールな人格のほうが後から作られたもので、もともとの要圭はアホで明るい子供でした。
要圭の記憶はいつ戻りますか
最初に一部が戻るのは3巻の第19話です。このとき以前の人格が内側に戻ってくる形になり、完全に戻るのは10巻あたり、帝徳高校戦の区間になります。
忘却バッテリーは完結していますか
完結していません。『少年ジャンプ+』で隔週木曜更新の連載が続いており、既刊は24巻(2026年8月4日発売)です。
アニメの続きは漫画の何巻からですか
6巻からです。アニメ全12話は原作5巻の終わりあたりまでなので、6巻の頭から読み始めるのが安全です。
氷河高校戦と帝徳高校戦は何巻ですか
氷河高校戦が5巻、帝徳高校戦が9巻から11巻です。帝徳は前年の優勝校で、1年目の最大の山場になります。
アニメ第2期はいつですか
2027年放送予定です。第1期は2024年4月から7月まで全12話がMAPPA制作で放送されました。
まとめ
- 才能があるのに野球から離れていた選手たちが、都立の野球無名校・小手指高校に集まる話
- 要圭の記憶喪失は事故ではなく二重人格による人格交代。しかも「智将」の人格が後から作られたもの
- 記憶が戻り始めるのは3巻の第19話、完全に戻るのは10巻あたり
- 氷河高校戦は5巻、帝徳高校戦は9〜11巻
- アニメ全12話は5巻の終わりまで。続きは6巻から
- 既刊24巻で連載中(2026年8月4日発売)。第2期は2027年予定
「失われたのは記憶ではなく、自分がどういう人間だったかのほうだった」という反転が、この作品の芯にあります。


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